陶磁器というようにまとめて表現されることは多いですが、陶器と磁器は別物です。
その違いをシンプルに比較して整理してみます。
ただし、あくまでも一般的な特徴であり、当てはまらない場合もあり。

陶器 磁器
土から作る 石から作る
釉薬がかかってない部分は白ではない 釉薬がかかってない部分は白色
表面にざらつき 表面がつややか
柔らかい 硬い
たたくと鈍い音 たたくと高い音
厚い 薄い
軽く感じる 重く感じる
電子レンジ、オーブン、食洗機に向いてない *1電子レンジ、オーブン、食洗機で使用可能
水を吸うこともある 水を吸わない

*1 磁器でも金彩や銀彩が使われていたり、絵付けによっては好ましくないので注意が必要です。

これらの特徴を簡単にまとめると、磁器はあまり細かい気遣いをすることなく使えるというといえるかと思います。
一方、陶器は柔らかで水を吸いやすいので、割れやすい、水分が染み込んで場合によっては色が変わっていくということになります。
とはいえ、機能的な長短だけではその魅力の優劣はつけられませんので、利用シーンによって使い分けるということですね。

陶器と磁器の違い
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