ミルク色の粉引きマグカップ。
ところどころ肌色の染みのようになっていたり、縁など茶色くなっている部分があるのもおもしろいわけです。
細かな縦の溝(しのぎ)が入っているデザイン。
その溝も手仕事だから一本一本は同じではありません。
その線や色が均一ではないところに生まれる“ゆらぎ”が、心地よさを感じさせていると思います。
CADと3Dプリンターで作ったような型に陶土を押し込んでもし作られていたらこの味わいは感じられないでしょう。
心地よさを感じるマグカップで飲むコーヒーは、心地よい時間を作ってくれます。
益子淳一さんのマグカップ。
粉引き しのぎのマグカップ(益子淳一)