漆の和 香田和義(こうだかずよし)さん

香田さんはプロフィールの通り飛騨高山で経験を積まれて2012年独立されました。
お話ししていると教えていただくことばかりですが、漆器に対しての見方が変わりました。漆器は取り扱いの難しそうだという先入観がありましたが、気をつけることが分かれば食卓で使って楽しい器だと思います。軽いので、お年寄りの飯椀として人気があるようですよ。大切に使えば何世代にも渡って愛用できる漆器。木という素材を大切に使う日本の誇りですね。
香田さんの漆器でまず眼を引くのは色です。「緋(あけ)」「墨」という二色がとてもきれいで、さらに木地が透けて見えて木の器というのがダイレクトに伝わってきます。日本酒で使うのにはもちろんですが、私はワインでも漆器を使ってます。断熱性があり、優しい木という素材なのでガラス器や陶磁器とは全く違う印象でお酒を楽しめます。
なお、軽井沢からは隣町のような小諸市にお住まいで、2015年漆器を自ら販売されるためにギャラリーをオープン予定です。

漆器

■プロフィール
高知県に生まれ、父の転勤に伴い小学生時代に東京へ移り、以来世田谷区で育つ。
大学卒業後は飛騨高山にあるオークヴィレッジへ就職。塗師(ぬし)として研鑽を積む。
「森林たくみ塾」で漆塗りの指導も行い、社内で後継者育成に貢献。高山ショールーム副店長、名古屋ショールーム店長を歴任後、2012年冬に退社。
入社当時創立10周年だったオークヴィレッジは、作家・工芸家・環境プロデューサーとして活躍する稲本正氏が代表を務める会社。工芸家集団から企業へと発展していく過程にあり、29年にわたる勤務生活の中で、塗師としてだけではなく、指導や物流、接客にも携わり、ものづくりからお客さんにその魅力を伝えるところまで携わったことは貴重な経験となる。

■メッセージ
「ものは使っていただいてこそ活きるもの。いつも、どんな方に使っていただけるかな、と考えながら漆の器をつくっています。器自体が前に出すぎることなく、ふだんの暮らしの中で身近に、気軽に使っていただける器、使う側に立ったものづくりが私のめざすところです。
この手でつくってきたものと、たくさんのひととの出会いをきっかけに、学んだことが数多くあり、それが私達をこの場所まで連れてきてくれました。これからこの場所『そらいろの丘』が、みなさんが気兼ねなく立ち寄ることのできる場所となることを、そしてここから、いろいろなご縁が広がっていくことを願っています」

オフィシャルサイト : そらいろの丘(http://sorairo-oka.jp/)

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