日本酒を飲む時、ぐい呑やお猪口あるいは杯の素材というか材質によっても感じる味は違ってくると思います。
見た目からの印象からだけではなく、手に持った時の感触、唇に付けた時の感触によって味に影響が出るのではないでしょうか。

陶磁器のなかでも磁器は硬く冷たい。また硬いから薄く作ることもできるものです。
つるっとした感触。唇に当たる時はひんやりとした感覚になります。

陶器は磁器よりもざらっとした手触りであり、口に付けた時には厚みを感じるでしょう。
また磁器よりも熱伝導率は低そうなので冷たさや熱さを緩和してくれます。

ガラスは眼を閉じたら磁器と同じような感触になるはずです。
でもやはり透明という見た目から受ける影響は大きい。日本酒の透明さがダイレクトに伝わってくる。目からも酒を味わうことができるわけです。

漆器は、外は漆塗りでつややかだったりするわけですが、材質は木なので温かみを感じ、ソフトな印象を受けることになる。
熱燗や冷やなら手に感じる温度とのギャップを飲む時に知らず知らず受けてしまうわけです。

銅や錫などの金属ではまずその熱伝導率のよさが漆器との対極にあるわけです。手に感じる温度そのまま口に運べる。
銅だと人によると金属の味というか金属臭を感じてしまいます。その金属“感”が日本酒の味に与える影響というのは人ぞれぞれなのかもしれないですね。

さて、このように材質によるところの特徴と日本酒の味との相性ですが、私は次のように感じて選んでます。
香り高い、フルーティーな味の酒には、ガラスが一番いいんじゃないかと思ってます。
ガツンとくるようなしっかりした味の酒には金属。面白いですよ。
漆器はどちらでもあうような気がしてます。優しい味の酒はより優しくソフト/マイルドに感じて楽しめ、しっかりした強い味の酒はそのハードさを木の印象が緩和してくれるようです。
陶磁器はオールマイティ。どんな味の日本酒にも対応してくれる材質ではないかと思っております。
みなさんはどんな観点でぐい呑やお猪口を選んでらっしゃいますか?

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